こんにちは!
糖尿病を楽しく知るメディア『あおいろサークル』です。
内科医トワ(@DrTowa108)による、糖尿病という病気に対する理解を深めるためのエッセンスをまとめた『糖尿病教室Shorts』シリーズ。
今回は第31〜32回として、「運動の種類とおすすめの運動強度」というテーマで簡単にまとめています。
ぜひご覧になってください。
運動の種類
運動には『有酸素運動』と『レジスタンス運動』の2種類があります。
有酸素運動とは、たとえばウォーキングやジョギング、水泳など、時間をかけて息を切らしながら行う運動のことです。
有酸素運動は、長く継続することで心肺機能を高めることが期待できます。
それに対してレジスタンス運動とは、いわゆる『筋トレ』。
言うまでもなく、筋肉量を増やすことが期待できる運動です。
糖尿病がある方では、これらの運動を組み合わせて行うことが推奨されます!
なお、ご高齢の方や膝が悪い方、肥満があって関節への負担が気になる方におすすめなのが水中ウォーキングです。
水中ウォーキングは、有酸素運動とレジスタンス運動がミックスされた運動で、かつ浮力のおかげで膝にかかる負担も少なく、安全にできる運動と言えます。
どの程度の運動をすれば良いの?
糖尿病がある方の場合、実際にどれくらいの運動量を目指せば良いのでしょうか?
推奨されているのは有酸素運動を中程度の強度で行うことです。
中程度と言われてもよく分かりませんよね。
具体的には…
くらいになる有酸素運動を、1回20分以上続けて行うのが望ましいとされています。
体感としては「楽だな」〜「ややきつい」と感じる程度の運動強度です。
はっきりと「きつい」と感じるのは強すぎる運動で、血圧が上がりすぎてしまう場合もあるため要注意です。
頻度としては週に3回以上、合計150分/週以上を目指すのが良いとされています!
レジスタンス運動(筋トレ)については、週に2〜3回行うことが推奨されています。
筋肉は回復させる時間も必要なため、2日連続で行わないようにする方が好ましいです。
もちろん前回の記事でも解説したように、運動を推奨できないケースもあるため、それに当てはまっている方の場合は主治医と相談するようにしましょう!
↓参考文献↓
今回の内容は以上となります。
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