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糖尿病を楽しく知るメディア『あおいろサークル』です。
内科医トワ(@DrTowa108)による、糖尿病という病気に対する理解を深めるためのエッセンスをまとめた『糖尿病教室Shorts』シリーズ。
今回は第10回として、「糖尿病の合併症にはどんな種類があるの?」というテーマで簡単にまとめています。
ぜひご覧になってください。
『細小血管障害』と『大血管障害』
糖尿病で、血糖値が高い状態が長く続くと起こしてくる『合併症』。
糖尿病の合併症は、まず大きく分けると『細小血管障害』と『大血管障害』に分かれます。
その名の通り、『細小血管』=『細い血管』に生じる合併症と、『大血管』=『太い血管』に生じる合併症です。
『大血管障害』は、いわゆる動脈硬化。
糖尿病に限らず高血圧や高コレステロール血症などでも進行し、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞など、発症すると直接命に関わりかねない病気の引き金になります。
それに対して『細小血管障害』の方は糖尿病に特徴的で、他の病気にはない特徴的な合併症です。
『細小血管障害』の種類は?
細小血管障害は『細小血管』=『細い血管』が走っている臓器に起こります。
具体的には、
- 神経障害(手先・足先の神経や自律神経)
- 網膜症(眼の裏側にある網膜)
- 腎症(腎臓)
の3つがよく知られていて、この上から順に早く発症すると言われています。
医療従事者のほとんどは、これらの合併症の頭文字をとって『しめじ』(神経・眼・腎臓)と覚えています。笑
大血管障害が直接命に関わりかねない合併症であるのに対して、これらの細小血管障害は発症してすぐに命取りになることはほとんどありませんが、生活の質(QOL)を下げてしまうものです。
それぞれの細小血管障害についての詳しい解説は、今後の記事でまた解説していきます!
今回の内容は以上となります。
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